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VTuberから少し離れていた僕が再びVTuberにハマりかけている話

数年前、正確には覚えていないが2018年の後半くらいだったと思う。僕の周りでは、VTuberというものが流行っていて、月ノ美兎や名取さなの話をみんなしていたような気がする。別にVTuberというものに嫌悪感を抱いていたわけではないが、僕は当時アニメや声優さんにハマっていたし、「まぁ、いうてそこまで面白くないだろう」と思って見ていなかった。

 

しかし、ふとした瞬間に月ノ美兎という存在を見てその魅力に圧倒された。企画力の高さ、雑談の面白さ、エピソードのトークの強さ、ヨーロッパ企画等のゲーム企画の面白さ。そこから、VTuberというものにどハマりした僕はYouTubeの切り抜きや色々な企画、YouTube広告を通して、様々なVTuberを見てきた。

月ノ美兎、樋口楓、卯月コウ、文野環、おめシス、ぽこピー、AZKi、星乃めあ(MaiR)、朝ノ瑠璃、星街すいせい、歌衣メイカ、天開司、郡道美玲、大空家、犬山たまき、千代家ぷりり、DWU…他にも見てきた人はたくさんいる。

 

企業勢から、個人勢、雑談主体の人から歌主体の人まで、登録者数万から数十万の人の配信や動画、ライブを見てきた。

 

大学生で時間があり余っていた僕にとって、無料で手軽に面白いものやクオリティの高いものを簡単に摂取できるという点でVTuberは本当に魅力的だった。
一時期は、登録者数数万人だった個人勢の方、特に星乃めあ(MaiR)さんを応援しようと思って、アカウントを作って、ファンアートも描いていた時期もあった。


しかし、自分のリアルの生活、就活や修論、仕事などで疲れてしまっていた僕は、無限に供給されるVTuberの配信を摂取する元気もなく、自然とVTuberを見る時間が減っていった。その間も、面白そうだなと思うものは摂取していたが、ピーナッツくんやぽんぽこがゆるキャラグランプリで優勝したり、ヒップホップ界隈で話題になったり、ホロライブに加入した星街すいせいがライブを通して激伸びしてたり、今までイノナカで必死にもがいていたAZKiがホロライブの伸びと同時に登録者数が増え、色んな人に見てもらえるようになったり、星乃めあ(MaiR)がアルバムを出して鬼滅の曲作ってるくらい著名な作曲家さんに楽曲提供から受けたり、朝ノ瑠璃が様々なゲームやアニメで声優をしたりしているのを眺めながら、ふと「僕が何かしなくても、このVTuberたちは自分たちでやっていけるな」とそう思った。

 

 

僕がいなくても、この人たちは運営さんや周りのVTuberと助け合いながら、色々なことを自分で選んで進んでいけるだろう…と。そして、今までVTuberさんにもらったものを糧に僕は僕で自分の人生を歩んでいこうと…

 

 

そうやって、Vから少し離れていた僕だったが、この3連休特にやることもなかった僕は、ふとした瞬間に自分のVTuber応援アカウントを見返した。そこには、自分が今までVTuberを見て楽しんできたものが詰まっていた。その中で思ったのは、「大学生で無限に時間があって、色んな配信を見てきたあの頃に戻りたいな」ということだった。そして、ちょうどその人はブイアワというVTuberのオンラインのライブイベントがやっていた。僕は、チケットを買っていなかった僕はそれを見ることはできなかったが、とりあえず今まで僕が好きだったVTuberの動画や配信を見たくて、僕は朝ノ瑠璃さんの配信を開いた。

 

 

【初見歓迎/雑談】ブイアワロスに陥った女【#朝ノ瑠璃 】 https://youtu.be/_sMemxN5pgI @YouTubeより 

 

具体的にはブイアワの話が中心ではあったが、「中堅どころのVTuberは本当に凄い人がいる。それなのに、登録者数が少ない人がめちゃくちゃ多い。もっと伸びてほしい。新しく始める人はもっと大変。事務所という壁でコラボがしにくくなっているが、もっと楽しくできた2018年に戻りたい。」というような話をしていたと思う。僕は「朝ノ瑠璃というVTuberはずっと上を見て走り続けていくのだろう」とばかり思っていたので、今でもそこまでVTuberというものに思い入れがあることに驚きを感じた。そして、「エルセのライブも本当に凄いから是非見て欲しい」とも言っており、僕はエルセのライブをリアルタイムで見た。

 


Else 2nd ONE-MAN LIVE「STAND ALONE」-ほんのひと時の、私の、心の旅- https://youtu.be/sSR7u9sEgno @YouTubeより 

 

 

エルセのライブを見たのはおそらく深海フェス以来だった。そこには、いつも通り、クオリティの高い世界観、映像の中で、必死に歌を届けるVTuberがいた。

 

 


YouTubeVTuberというレッドオーシャンで、ひたすらにもがき悩みながら前に進もうとして、何年もVTuberとして活動してきた軌跡がそのライブには詰まっていた。同接1000人突破で泣きそうになっているエルセを見て、僕自身も何だか泣きそうになってしまった。同接1000人は普段VTuberを見てる人間にとって、小さい数字に見えるかもしれないが、彼女にとってはとても意味のある数字なのだということを肌で感じた。

 

 

VTuberという業界は荒れ狂う嵐のように激しくて、僕の知らないところで色々な存在が生まれては消えていき、色んなことが変わっていって、今僕たちに様々なエンタメを提供しているVTuberはみんなそういうものに何とか耐えながら進み続けているのだと思う。

 

 

僕はそれを黙って見ていることしかできないが、そうやって必死に頑張って、僕たちに面白いものを提供しようとしている人たちに感謝を伝えたい。そして、自分の生活と相談しつつ、微力ながら少しでも応援していけたらいいなと今はそう思う。